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大分市わさだの小児クリニック

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予防接種

生後2か月を過ぎたらワクチンを受けましょう


日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール(保護者用)(2024.4) (PDF: 363KB)

●法律による予防接種

令和6年度(大分市)
お子さんの健康保険証母子健康手帳を必ず持参して、保護者(父・母)同伴で受診してください。母子健康手帳を持参されない場合、接種ミスを防ぐために原則として接種をお断りしています(成人‐18歳以上‐での接種やインフルエンザワクチン単独での接種などは除く)。保護者が同伴できない場合は、子どもの健康状態を普段から熟知する親族の方が同伴すれば接種することはできます。その場合は委任状が必要になります。委任状は下記からダウンロードできます。

 委任状(PDF; 31KB)
 委任状(記入例)(PDF; 66KB)

種類 対象者 接種方法
( )内は標準的な接種年齢
時期 料金
ロタウイルス ロタリックス
生後6~24週まで
27日以上の間隔をおいて2回接種
(生後2月~14週6日までに初回接種を行う)
年間 無料
ロタテック
生後6~32週まで
27日以上の間隔をおいて3回接種
(生後2月~14週6日までに初回接種を行う)
小児用肺炎球菌 生後2か月~5歳未満 初回 生後2か月から受けはじめて、2歳までに4週以上の間隔で計3回。ただし、2回目の接種が1歳を超えた場合は3回目の接種は行いません。
*接種開始が生後7か月を過ぎると接種回数が変わってきます。
追加 初回終了後60日以上の間隔をあけて、かつ1歳の誕生日以降に1回
5種混合
(ヒブ、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)
生後2か月~7歳6か月未満 初回 生後2か月から受けはじめて3週以上の間隔をあけて計3回(生後3か月から12か月)
追加 初回終了後6か月以上の間隔をあけて1回
(初回終了後12か月~18か月)
DPT-IPV
(ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ)
生後2か月~7歳6か月未満 初回 生後2か月から受けはじめて3週以上の間隔をあけて計3回(生後3か月から12か月)
追加 初回終了後6か月以上の間隔をあけて1回
(初回終了後12か月~18か月)
Hib(ヒブ) 生後2か月~5歳未満 初回 生後2か月から受けはじめて1歳までに4週以上の間隔で計3回
*接種開始が生後7か月を過ぎると接種回数が変わってきます。
追加 初回終了後7か月以上の間隔で1回
DT2期 11歳~13歳未満
(DPT-IPTまたはDPTの1期を終了している人)
1回(11歳)
B型肝炎 1歳未満 生後2か月から受けはじめて4週以上の間隔をあけて2回接種した後、1回目の接種から20週以上の間隔をあけてもう1回で計3回(生後2か月~9か月)
BCG 生後1歳未満 1回(生後5か月~8か月)
MR
(麻しん・風しん)
生後1歳~2歳未満 1期 1回(生後12か月~15か月)
5歳から7歳未満で、小学校就学前1年間
(平成30年4月2日~平成31年4月1日生まれ)
2期 1回
水痘
(みずぼうそう)
生後1歳~3歳未満 3か月以上の間隔をおいて2回
(標準的には、生後12か月から15か月になるまでに初回接種を行い、追加接種は初回終了後6か月から12か月までの間隔をあけてもう1回行う)
日本脳炎 生後6か月~7歳6か月未満 1期 初回 1週~4週の間隔をおいて2回(3歳)
追加 初回接種終了後6か月以上(標準的にはおおむね1年)を経過した時期に1回(4歳)
9歳~13歳未満 2期 1回(9歳)
子宮頸がん予防ワクチン サーバリックス
小学6年生~高校1年生相当の年齢の女子
(キャッチアップ接種は下記参照)
1か月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6か月以上の間隔をあけてもう1回(中学1年生)
ガーダシル
小学6年生~高校1年生相当の年齢の女子
(キャッチアップ接種は下記参照)
2か月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6か月以上の間隔をあけてもう1回(中学1年生)
シルガード
小学6年生~高校1年生相当の年齢の女子
(キャッチアップ接種は下記参照)
14歳以下:5か月以上(標準は6か月)の間隔をおいて2回(5か月未満で2回目を接種した場合は3か月以上の間隔をおいて3回目の接種が必要)
15歳以上:2か月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6か月以上の間隔をあけてもう1回(中学1年生)
注:定期の予防接種では「〇〇歳未満」とは、迎えるお誕生日の前日までとなります。接種間隔の「〇週以上」というのは例えば月曜日に接種した時には〇週後の月曜日から接種できます。
※日本脳炎ワクチンは積極的勧奨の差し控えにより接種が完了していない人は、特例措置により接種を受けることが可能となる場合があります。
・罹患歴や接種歴によって、DPT-IPVの代わりにDPTや不活化ポリオワクチンが、MRワクチンの代わりに麻しん単独ワクチンや風しん単独ワクチンがそれぞれ定期接種として使用できます(麻しん単独ワクチンは現在入荷困難です)。
・大分市以外の県内居住者も「法律による接種」は相互乗り入れ制度により当院にて無料で接種可能です。自治体によっては「法律による接種」の対象年齢以外でも無料(もしくは一部補助)で接種可能なワクチンもあります。
  • 5種混合ワクチン

     令和6年度より新たに、今までの4種混合(DPT-IPV)とヒブが混在した5種混合ワクチンが開始されました。原則として今まで4種混合、ヒブワクチンを受けてこられた方は続きのワクチンも4種混合、ヒブワクチンで接種します。新たに開始する方は5種混合ワクチンを使用することになりますが、ご希望があれば従来通りの4種混合+ヒブワクチンを接種することも可能です。
  • 小児用肺炎球菌ワクチン

     令和6年度より小児用肺炎球菌ワクチンは従来の13価ワクチン(プレベナー)から15価ワクチン(バクニュバンス)に全面的に切り替わります。プレベナーの接種は6年度以降はできません。
  • 子宮頚がんワクチン

     子宮頚がんワクチンは平成25年6月15日より接種の勧奨は中止されていましたが、令和4年4月1日より再開されました。
     その間に接種機会を逃された方を対象にキャッチアップ接種が定期接種として行われます
     キャッチアップ接種
     実施期間:令和4年4月1日から令和7年3月31日まで
     対象者:平成9年度生まれから平成17年度生まれ(1997年4月2日~2006年4月1日生まれ)の女子
     (平成18、19年度生まれの女子も令和7年3月31日まで定期接種として接種できます)
     子宮頚がんワクチンには「サーバリックス」「ガーダシル」、「シルガード」という3種類のタイプがあります。それぞれの違いはサーバリックスは2価のワクチン(2つの型が入っている)のに対し、ガーダシルは4価、シルガードは9価のワクチンという点です。
     接種する際にどのワクチンを選択するかを決める必要がありますので、予約の際に申し出てください。ガーダシルとサーバリックスは途中から相互に変更することはできません。ただし、いずれの場合でも途中からシルガードに変更することは可能です。 
  • ロタウイルスワクチン

     ロタウイルスのワクチンには2種類あり、接種する場合はどちらかを選択する必要があります。
     「ロタリックス」は4週間以上の間隔をあけて2回接種します。接種の対象は生後6週からの乳児で、遅くとも2回目を24週までに接種を完了させます。ロタリックスは1種類の型が含まれた1価のワクチンです。
     一方の「ロタテック」は4週間以上の間隔をあけて、3回接種します。やはり生後6週からの接種ですが、終了は32週までとなります。ロタテックは5種類の型が含まれた5価のワクチンです。
    免疫効果そのものは両者に差はありません。
     途中での種類の変更はできません。

●任意の予防接種
種類 対象者 接種方法 時期 料金
おたふくかぜ 1歳以上 2回を推奨(2回目はMR2期と同時期くらいを推奨) 年間 有料
インフルエンザ 生後6か月以上 2週~4週の間隔で2回(4週程度の方が効果的) 10月~1月
B型肝炎 母子感染予防対象者 生後2か月・3か月・5か月の3回 年間 健康保険
ハイリスク者などの任意接種(1歳以上)) 4週間隔で2回、さらに20週~24週を経過した後に1回 年間 有料
大分市ではおたふくかぜワクチンに関しては、1歳時に接種した場合に3,000円の補助があります。
・また、インフルエンザワクチン、おたふくかぜワクチン接種に関して、「おおいた子育てほっとクーポン」が1回5,000円まで利用できます。
由布市の助成制度も当院でご利用いただけます。
・定期の対象となっているワクチンでも、年齢が定期接種年齢外の場合には任意接種の扱いとなります。また一部のワクチン(ロタ、ヒブ、肺炎球菌、子宮頸がんワクチンなど)では定められた年齢を超えた場合は任意(有料)でも接種できないものがあります。

●さらに詳しくは日本小児科学会の「推奨する予防接種スケジュール」と「知っておきたいわくちん情報」などを参考にしてください。
 → 日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール:医療関係者用 (2024.4)(PDF: 2,007KB)
   知っておきたいわくちん情報(総論、日本小児科学会)(PDF: 891KB)
   知っておきたいわくちん情報(各論、日本小児科学会)(PDF: 1,038KB)

 

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